BRAND
Journalvol.04

「歴史と伝統」

だけに囚われない、

最先端のAdmiral

「Be Strong. Be Stylish」を

実現し憧れのブランドになるために

英国生まれゆえの高貴でエレガントなイメージを踏襲しながらも、身に纏うことで「強さ」を主張できるウェアでありたい。「Be Strong. Be Stylish」というスローガンを掲げるAdmiralのアイテムは、単なるスポーツウェアの枠にとどまらない、より緻密なコンセプトの上に成り立っている。テニスウェア、トレーニングウェアを包括する「アスレ部門」のデザイナーチームは、プロジェクトを手掛けるにあたって、「憧れられるようなウェア」を念頭に置いた。
 
「私たち自身、ファッションブランド出身のデザイナーということもあって、求められているのはファッション性を追求する点だろうという意識がありました。機能性を考えるのはもちろんですが、『カッコ良くて、憧れてもらえる』といったファッション性も徹底して追求しています」

スポーツウェアとしては珍しいとも言える「具体的なシーズンテーマの構築」を試みるのがアスレ部門の流儀。多数抱える契約アスリートの声にも耳を傾けながら、機能性も含めた独自の世界観を生み出していく。

練り上げたテーマをベースに表現を模索、

新しい「Admiralらしさ」を築く作業

デザイナーチームはシーズンごとにテーマを組み立てていく作業について「まず大テーマを設けて、さらに細部を詰めていきます」と、その手法を解説する。
 
「22年秋冬モデルでは、『“New knows Old” 温故知新』というテーマを掲げました。そこから職人を意味する『アルチザン』と好奇心や挑戦心を想起させる『未来への探求心』という、相反する2つの小テーマを派生させています。そして、テーマに沿ったグラフィックを考案して落とし込みました。『アルチザン』のラインではクラッシックな柄のものや、「音楽の職人」とも言うべきビートルズとのコラボアイテムを展開。『未来への探求心』を象徴する星空や飛行機雲をモチーフとしたヴィジュアルを入れたアイテムも考案しています。大切なのは、どんなテーマもアスリートのマインドを理解する過程で生まれるということですね。Admiralを着ることで『勝てる』というメンタルになってもらえるようなデザインを目指しています」

アスリートが求めるデザインとは何なのか。デザインチームは常にアンテナを張り巡らせ、ニーズとトレンドを収集している。そしてそれをアイテムに反映させる。頻繁にスポーツショップを巡ってショップスタッフと対話し、最新のウェア情報を確認する。これまで未経験だったテニスを始め、実際にプレイすることで、ウェアに必要な機能を模索するメンバーもいる。すべてはアスリートのために。あくなき挑戦心と貪欲さは、Admiralのウェアのコンセプトを着実に進化させている。

アスリートの声を活かして形づくる、

デザイン性と機能性の好バランス

Admiralを着用し、世界の舞台で戦うアスリートがいるということも、アイテムのクオリティを高めていくうえで重要なファクターになる。

 「契約アスリートの方々には、気兼ねなく思ったことを言っていただくようにしています。
実際、『このウェアの丈が気になる』といった使い勝手についての声や、『汗染みが気になる生地がある』『ソックスはもう少し長くないとカッコ悪い』といった見た目についての細かなご意見など、さまざまなニーズを得ることができるのはありがたい。僕たちはそれを踏まえて、より良いアイテムを作っていきたいと思っています」

アスレ部門はフットボール、ゴルフという別部門と比べて比較的新しく、ある程度挑戦的なデザインを取り入れることができるという風土も追い風になっている。長く受け継がれてきた「Admiralらしい」テイストに現代的な解釈を加え、これまでにないウェアを表現していくことになる。

まだ挑戦は始まったばかり

Admiralのポテンシャルを引き出していきたい

今、何が求められているのか。最新のニーズをキャッチすることに長けたチームは、Admiralアスレティクスの今後についても具体的なヴィジョンを見据えている。

「テニスウェア、ジムウェアとしてのアイデンティティをより高めていくのはもちろんですが、ジムの行き帰りにも着られるカジュアルウェアとしても活用してもらいたいと考えています。また、リサイクル素材の採用や、フェアトレードへの意識向上などを通じて、よりサステナブルなアイテムを作っていくことも念頭にあります。幸い、Admiralには長い歴史に裏付けられたポテンシャルがありますから、それを引き出していくのが我々の務めです」

Admiralブランドの在り方を模索しながら、「今後はさまざまなジャンルの企業やブランドとのコラボレーションする道も探っていきたい」とも語るデザインチームは、Admiralの歴史の一部となり、今までにないスポーツウェアが進む道を切り拓く。

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