ゴルフを行う方必見!
飛距離が伸びる? お風呂上りにできるストレッチ4選
ゴルファーの皆さん、クラブを思いっきり振り切ってもなかなか飛距離が伸びない、そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
実は、その原因の一つが「柔軟性」にあるかもしれません。
本コラムでは、ゴルフの飛距離を伸ばすために重要となる「柔軟性」について、お風呂上りに行える簡単なストレッチを4つご紹介いたします。
〇ゴルフにストレッチが重要なのはなぜ?
ゴルフは、バックスイングからダウンスイング、フォロースルーにかけて全身をしなやかに連動させて動かす必要があります。
ストレッチを行うことでケガの予防はもちろんのこと、最新の研究では、股関節・体幹・肩回りの柔軟性が高いゴルファーほど、スイングスピードや飛距離が向上する傾向があると報告されています。
特に、体をねじる「回旋動作」の柔軟性は、プロゴルファーとアマチュアを分ける重要な要素とされています。
〇お風呂上りにできるストレッチ4選
ゴルフ動作に特化したストレッチを4つご紹介いたします!
お風呂上がりは筋肉が柔らかくなっている状態なため、よりストレッチの効果を認めやすいです。
お風呂上りと合わせて、1日3回以上行っていきましょう。
① 肩甲骨まわりの柔軟
肩甲骨は上肢と体幹をつなぐ唯一の場所です。そのため、高い柔軟性と安定性が必要であり、体幹帯、骨盤の力を腕に伝達するうえで重要となります。
テーブルやクラブを両手で把持し、足を腰幅程度に広げて立ちます。支持部を起点としてお辞儀をし腰をそらせます。10秒間を3セット行いましょう。
② 股関節の柔軟
股関節は下半身のパワーを上半身に伝える役割があり、スイングの安定感やスムーズな体重移動に重要となります。
②-1:
両膝を立てて座り、片方の足でもう一方の膝を内側に倒します。体を前に倒しお尻の外側を伸長させます。
お尻が浮かないように注意し、30秒間行いましょう。
②-2:
片足を前に出して膝を90度もしくは45度曲げ、後ろの足はつま先立ちにします。
この姿勢から骨盤をまっすぐキープしたまま上体を前に倒します。10秒間を3セット行いましょう。
③ 背骨の柔軟
スイング時に上半身をしなやかに回転させるためには、背骨や胸郭の柔軟性が重要となります。
横向きで寝た状態で、上になった足の股関節を90度に曲げます。股関節が開かないよう下になった手でしっかりと足を押さえながら、上になった手を回して胸を開きます。
深呼吸をしながら、10秒を10回行いましょう。
〇まとめ
柔軟性はゴルフだけでなく、パフォーマンス向上やケガ予防の観点から運動全般で重要となります。
また、腰痛や五十肩などの予防にも効果的です。
毎日コツコツと継続して行うことで効果が実感できると思います。ぜひ日常生活に取り入れてみてください。
執筆者
池尻大橋せらクリニック 理学療法士 山下 暁
監修
池尻大橋せらクリニック 医師 世良 泰
池尻大橋せらクリニック