ゴルフ中に食べたいチュアブルの秘密 ― GABA・フォスファチジルセリン・BCAA・クエン酸
18ホールを回るゴルフは、歩く距離が5~8kmにもなり、長時間にわたって集中力を保ち続けなければなりません。
後半になると疲れやすく、ミスショットや集中力低下が目立つのもよくあること。
そこで注目されるのが「プレー中に手軽に食べられるチュアブル」です。
ここでは、そのチュアブルに入れると魅力的な成分を3つご紹介します。
① GABA(ギャバ) ― 緊張をほぐしてリラックス
GABAはもともと脳にある物質で、気持ちを落ち着かせる作用があります。
最近は「ストレスをやわらげる」「睡眠の質を良くする」成分として、チョコレートやサプリでも人気です。
ゴルフは技術だけでなくメンタル勝負の一面も大きい競技。
ショット前の緊張や、プレッシャーの中でいかに平常心を保てるかがスコアを左右します。
GABAはそんな「過度な緊張をやわらげるサポート成分」としてぴったりです。
また、高めの血圧を下げる効果も報告されており、中高年のゴルファーにとって「安心してプレーできる健康成分」という一面も魅力的。
リラックスと健康を同時に支えてくれるのがGABAの強みです。
② フォスファチジルセリン(PS) ― 集中力と切り替え力を支える
少し耳慣れない名前ですが、フォスファチジルセリン(PS)は脳の細胞を作る大切な成分です。
海外では「記憶サポートサプリ」として広く知られており、学習やスポーツの場面で注目されています。
運動やストレスを受けたとき、体は「コルチゾール」というストレスホルモンを出します。
PSにはこの分泌を抑える働きがあり、「気持ちを落ち着けて集中を持続させる」効果が期待できます。
実際にスポーツ選手に使った研究でも、集中力の向上や気分改善に役立つことが示されています。
さらに、加齢に伴う「物忘れ」対策にも効果が期待されているため、中高年ゴルファーには「頭の冴えを保つ成分」としても魅力的です。
プレー中の集中維持とアンチエイジングの両方に働く、まさにゴルフに適した成分です。
③ BCAA+クエン酸 ― 疲れない体づくり
最後にご紹介するのは「体を支える成分」です。
BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)は筋肉のエネルギーを作る材料で、運動中の筋肉疲労を防ぐ働きがあります。
筋肉の分解を抑え、最後まで安定したスイングをサポートしてくれます。
一方、クエン酸はレモンなどに含まれる酸味成分で、体のエネルギー代謝を助け、乳酸のたまりを防ぐことで疲労感を軽減します。
スポーツ飲料にもよく使われており、「爽やかな味」と「疲れにくさ」を両立できる点が魅力です。
この2つを一緒に摂ることで「筋肉の疲れ」と「代謝の疲れ」の両方をサポート。
後半に疲れやすいゴルフプレーにこそおすすめの組み合わせです。
〇まとめ
● GABA: リラックスしてプレッシャーに負けない
● PS: 集中力を維持し、頭をクリアに
● BCAA+クエン酸: 疲労を防いで最後までベストプレー
この3つを組み合わせたチュアブルは、「頭も体も支えるゴルフ専用サプリ」として大きな魅力があります。
後半になっても崩れない安定感を目指すゴルファーにとって、強い味方になるでしょう。
執筆者
池尻大橋せらクリニック 医師 世良 泰
監修
池尻大橋せらクリニック 医師 世良 泰
池尻大橋せらクリニック