〇AdmiralのADtechシャツの特徴

AdmiralのADtechシャツは、複数の機能を有した素材で作られたウェアです。

  • 吸汗速乾性:汗を素早く拡散し、長時間でもドライ感を維持
  • 4WAYストレッチ:スイングの可動域を妨げず、フォーム維持に貢献
  • UVカット(UPF対応:屋外での紫外線対策に有効
  • 抗菌防臭加工:汗や皮脂の臭いを抑え、快適なプレーをサポート
  • 軽量・シワになりにくい:持ち運びや洗濯後のケアが容易で遠征にも適応

〇素材選びの重要性

スポーツウェアは「ただの服」ではありません。
素材がもつ特性によって、体温管理・動きやすさ・疲労感・集中力が大きく変わります。
特にゴルフのように長時間屋外で行うスポーツでは、素材の機能が快適性だけでなくパフォーマンスや安全性にも直結します。
近年の研究では、素材の違いが体温や湿度、筋活動、パフォーマンスへ影響することが報告されています。
では、素材ごとにどのような効果があるのでしょうか?

1. ポリエステル

効果:吸汗速乾
汗をすばやく吸収・拡散し乾燥させる「吸汗速乾性」が高く、衣服の重さやベタつきによる集中力低下を防ぎます。

2. メッシュ構造ポリエステル

効果:通気性と熱放散で体温コントロール
生地に空気の通り道を作ることで、運動時の熱こもりを防ぎ、体表温度の上昇を軽減する報告あり。

3. ポリウレタン配合素材

効果:4方向ストレッチで動作自由度UP
スイングやランジなど複雑な動作にも追従し、フォームの乱れを防ぐ。
高い復元性でシルエットも保ちやすい。

4. UPF規格対応素材(UVカット)

効果:紫外線防護で皮膚と疲労を守る
紫外線による日焼け・皮膚損傷・疲労感を予防。
ゴルフプレイヤーは年間で長時間日光を浴びるため、皮膚がん予防にも必須。

〇運動に不向きな素材

1. コットン

吸水性は良いが、速乾性がない。衣類内の湿度上昇により不快感や長時間着用では皮膚(かゆみ)・熱中症などのリスクが増加。

2. リネン

速乾性は良いが、伸縮性がない。そのため、スポーツなどの関節を大きく動かす場面では運動の制限となり、フォームの崩れから関節や筋肉への負担が大きくなる可能性がある。

3. ナイロン

通気性が低く、湿気管理に不向き。熱がこもり、蒸れることで不快感が増す。コットンと同様に熱中症などのリスクが増加。

〇まとめ

スポーツウェアの素材によって効果が大きく異なります。
・ADtechシャツは、スポーツに求められる主要機能(吸汗速乾・ストレッチ・UV対策・抗菌・軽量)を一枚でカバーしている
・素材不足による悪影響(熱ストレス・関節運動制限・紫外線障害・不快感)を包括的に防ぐ設計となっています。
運動など目的・機能に応じて「着るもの」を選ぶことはパフォーマンス向上だけでなく、あなたの健康を守る選択にもなります。

執筆者
池尻大橋せらクリニック 理学療法士 石井 亮多
監修
池尻大橋せらクリニック 医師 世良 泰
池尻大橋せらクリニック